留学した人の多くが思う「こんなはずじゃなかった...」。英語を学んでいる誰もが一度は考えるのが留学ですよね。
海外留学すればネイティブに囲まれて英語力もぐんぐん伸びて帰ってくるころには英語ペラペラで人生バラ色だ~なんて妄想、もとい想像する人は多いのではないでしょうか。
でも知っていますか?海外英語留学をした人で本当に英語ペラペラになって帰ってくるのはほんの一握りの人たちだけなんです。留学が微妙な結果で終わったとき人は何を思うか。
わたし才能がないのかなー
英語ペラペラになる人ってセンスが違うよねー
英語ってやっぱりそんなに甘くないわー
いえいえ、才能もセンスもなくても英語は話せるようになります。留学を成功させるには外せないポイントがあるということを知らないだけなんです。留学さえすれば英語が話せるようになると思っている人は要注意です。
目次
留学で英語ペラペラになりたい
留学と一言でいっても色々な形態があります。1~3ヶ月程度の短期留学もあれば、1年から2年の交換留学や海外の4年生大学に入る人だっています。最近では1~2週間程度の超短期留学をする人もいますね。
1~2週間はちょっと短すぎるので、何かのきっかけを得る程度の使い方になるでしょう。
ここでは一番伸び悩んで帰ってくるであろう1~3ヶ月程度の留学をする人にフォーカスして話を進めますが、どのタイプの留学を考えている人であっても参考になるであろう大事なことをお伝えします。
留学に何を期待していますか?
留学をして一番やりたいことは何か考えてみましょう。今や英会話スクールがどこにでもある時代です。日本にも外国人は沢山いるのにわざわざその国まで出かけていくのですから、それは
現地の英語ネイティブスピーカーたちに囲まれて、完全英語環境の中で英語力をぐんぐん伸ばすことではないでしょうか。
英語ネイティブと英語でしか話さない環境、いわゆる英語環境と呼ばれるものですね。これがあれば英語が話せるようになるはずと思っている方は多いはず。それは間違いではありません。しかし...
留学に抱く理想と現実のギャップ
残念ながら、留学する人の大半が思い描くこのネイティブ英語環境は実際には手に入らないことが多いんです。それは何故かと言うと、留学生の英語力が足りなすぎることに原因があります。
結果として、留学先の語学学校にいる非ネイティブの生徒同士でしか友人関係が築けないことが多いのが現実です。
現地の語学学校以外にネイティブの友達を作るには既に英語が話せなければいけません。
日本にいる外国人は日本のことが好きだったり、少なからず日本に好印象を持っているので親しみやすいですが、現地で普通に暮らしている人たちにとって英語が大して話せない人と話してても面白くないんです。
彼らは先生ではないのであなたと話さなければいけない義務がありません。一緒にいて楽しくないなら仲良くなる必要はないと思っている人たちです。
実際に何度か見たことあるのが、ジョークを沢山言って笑わせようとしているのに誰も理解できなくて苦笑いしている英語ネイティブ。
だから、話も弾まなくて何言ってるかもよく分からない英語のできない人たちと一緒に遊んでも彼らにとっては楽しくないんです。
ネイティブ英語環境を手に入れるために
留学先でネイティブと仲良くなるためには
もちろん例外はいくらでもいます。根っから面白い人であれば言葉が通じなくても一緒にいて楽しいとなるでしょうし、スポーツなどの趣味を通して仲良くなることもできるでしょう。
つまり言語以外で人を惹きつける何かを持っているのであれば大丈夫なんです。
あなたがそういった人であるならば、英語が出来なくても英語ネイティブとつるむことが出来て、その結果英語が伸びて帰ってくるでしょう。
でももしそうでないなら、あなたには留学する時点である程度の英語力が既に必要なんです。
留学先で基本を勉強するのは勿体ない
留学へ旅立つときに既に英語がある程度話せること。この人たちは基本が既にあるのでネイティブと共に過ごすことで一気にその実力を上げることができます。
つまり、短期留学は根本的な仕組みの部分で問題を抱えているんです。現地で学んでいては遅すぎるのに、現地に学びに行くのが短期留学なんですね。
ここを理解していない人がいるので、英語が話せるようにならずに帰ってくる人が生まれるんです。
留学すれば英語が話せるようになると思っている人は、日本にいる間の準備があまり進んでいない傾向にあるようです。現地で英語を学ぶことが留学であると捉えてしまっていたとしたら仕方のないことです。
でも、もしあなたが一生に一度しかないかもしれない留学先での生活をより良いものにしたいなら、英会話初心者のレベルで留学に踏み切るのは待った方が賢明です。
だから留学に出発するまでが勝負
上でも少し触れましたが、仮に現地ネイティブと友達になれなくても留学先の語学学校に各国から集まっている生徒たちと友達になるだけでも充実した留学生活が送れるはずです。
同じ釜の飯を食うじゃないですが、共に学んだ仲間として絆ができることもよくあります。経験としてはいいのですが、英語スピーキング力の向上という点では留学に求めていたような伸びを感じない人が多いのが現実です。
留学時に英語力が高ければ選択肢が増えるのは間違いないですし、ある程度話せたほうが誰とでもより深い交友関係を築けることでしょう。
留学は、英語がある程度できる人がするとメキメキと上達する魔法の特効薬みたいな部分は確かにあります。問題は自分がその条件を満たしているか。
ベストなタイミングで留学に踏み切っているかが重要です。そしてこのことを知った今のあなたなら、最高の留学生活を送ることができるはず。そのためには...
留学する前に準備しておくこと
英語が話せる人は急激に伸びて、英語が話せない人は話せるまで届かずに帰国する。留学はスタートを切る時点で結果を大きく左右します。ここでは、留学するまでにこれだけは必ず学んでおいたほうがいいということを紹介します。
これだけは絶対に終わらせておきましょう
それは英文法の基礎です。これだけは必ず終わらせておきましょう。中学レベルで構いません。中学3年生までに習う英文法の知識があれば自分が話す分には困りません。
最低限これらの知識は入れておき、できれば瞬時に口から出るように練習しておきましょう。中学英文法で習うレベルの簡単な英語をいかに瞬時に口から出すことができるかが英語が話せる人と話せない人を分けます。
もちろん高校英語まで終わらせておけたらそれに越したことはありません。1~6ヶ月の短期留学の場合には、日本にいる間に英語初心者は脱出しておきましょう。
働いているから準備は何もできませんという状況の人もいますが、その場合には1年~2年の中長期留学でないと、満足いく英会話ができるようにはならないでしょう。
これが出来れば環境を100%活かせます
発音を最低限通じるレベルにしておかないと現地のネイティブとは会話ができません。日本人の話す英語に慣れていないネイティブは驚くほどにあなたの英語を理解できないはずです。
発音なんて通じればそれでいいという考え方は合ってます。ただし、全く練習していない日本人発音では通じさえせず、レジで会計をするぐらいの表面的な会話しかできないはずです。
そして実はこちらが本当の狙いですが、自分自身が発音出来るようにしておくことで少しでもリスニング能力を高めておく必要があります。
ネイティブの英語を聞いて全くちんぷんかんぷんな場合、現地に行っても宝の持ち腐れになります。逆にネイティブの会話を拾える人であれば、ネイティブ特有の表現などを吸収して自分のものにすることができます。
現地の環境を100%活かすために非常に重要なのがリスニング能力です。
できたらこれもやっておきたい
最近はオンライン英会話というものが発展していて、安価に場所を選ばず手軽に英会話を練習することができます。こういったものがなかった時代に英会話を必死に勉強した人からしたら喉から手が出るほど欲しかった環境を簡単に手に入れることができます。
知識を増やすだけでは英語は話せるようにはなりません。英会話はスポーツのようなもので、座学よりも実際に練習することで伸ばすことができます。
勉強だけやっていても話せるようにならないのはこの意識がすっぽり抜けおちてしまっていることが多いからです。相手が非ネイティブの格安講師であっても問題ありませんので話しまくりましょう。
英語を話せるようにするには、とにかく実際に英語を話すしかありません。最高の留学をするためにも、基本的な会話を英語で出来るところまではレベルを上げておきたいところです。
これは誰のためでもなくあなたのために。留学はそうそう出来るものではありません。大抵の人にとって人生で一度しか訪れないチャンス、掴むも掴まないもあなたの準備次第です。
まとめ
短期留学で英語ペラペラを目指すのであれば、現地についてから英語を勉強し始めるというのでは遅すぎるということは分かっていただけたかと思います。
もちろん長期留学であっても、初めから英語力が高いに越したことはないのは言うまでもありません。
不都合な真実ではありますが、現地の語学学校にちょっと留学する程度の人の場合、人生経験という点では大いにプラスだと思いますが英会話力アップという点については日本で勉強するのとさほど変わらないんです。
もしあなたが真剣に英語ペラペラを目指しているのなら、留学前の準備が全てです。頑張りましょうね。
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