実は、カランメソッド本部であるCallan Method Organizationは、カランレッスンに予習は必要ないという立場をとっています。
マッキー
それにはこんな理由があるんです。
目次
カランメソッドが予習を推奨しない理由
カランメソッドを作った人たちは、予習について以下のように考えています。
- 先に文字を見ることによって間違った音で認識してしまう
- レッスン内で講師が理解させるため予習をする必要がない
先に文字を見ることによって間違った音で認識してしまう
カランメソッドは、音をベースに英語を習得することが重要だと考えています。
マッキー
アザラシクン
特に、和製英語を含め、英語を日本語発音することの多い日本。
そのせいで、日本人は英語の本当の音とは違う間違った音が頭の中に出来上がっている場合が多いです。
ですので、
- 予習をしてしまうと間違った音でインプットされてしまう
- 一度頭に入ってしまったものを修正するのは難しい
という理由で予習を回避するというのはある程度納得できます。
レッスン内で講師が理解させるため予習をする必要がない
これはあなたが今どのスクールでカランメソッドを受けているかにもよりますが、正式認定校であれば、必ずレッスン内で新単語の説明がされます。
講師が分かりやすく英単語の意味を理解させてくれるので予習がなくても大丈夫。
とは言うものの、残念ながらこれはちょっと上手く機能していないかと感じます。
カランメソッド本部は、カラン講師の新単語説明に対して
- それまでのステージで生徒が習っていない単語を使用しないこと
- ジェスチャー等を使って分かりやすくすること
といったルールを課していますが、生徒側からするとそこまで分かりやすい説明ではありません。
スピード感あふれるカランレッスンの中の限られた時間で全てを分かりやすくなんて無理なんです。
アザラシクン
マッキー
カランメソッドの予習をするかしないか
では、カランメソッドではやはり予習をするべきかと言うと、私は予習をしてもいいと思っています。
それは何故かと言うと...
カランメソッドで新しく何かを学ぶのは非効率
私は、カランメソッドは英語スピーキング力向上のためのトレーニングだと考えています。
トレーニングの道具であって、英語を学ぶためのものではないと思っています。
マッキー
ですので、このメソッド内で新しく知識を学ぶというのは若干ナンセンスだと感じています。
カランメソッドは「英語を効率よく学べる学習法」というのはカラン側の主張であって、私個人としては「英語を話せるようになるためのトレーニング法」と捉えているんです。
この部分に関しては詳しくはこちらをご覧ください。

トレーニングするには内容を知っておく必要がある
ということで、カランメソッドでスピーキングのためのトレーニングをするには、内容は既に理解できている必要があります。
知識として知ってはいる英単語や構文も、話そうと思うと出てこない。。。
日本人にはこういった人が多くいます。
アザラシクン
「知っている」から「使える」英語へと昇華させるためには、カランメソッドで「お勉強」ではなく「トレーニング」をする必要があるんです。
マッキー
そして、この使い方をする場合には、レッスンが始まってから「あれ?これってどういう意味だろう?」なんて思っていたらトレーニングになりません。
ですので予習をしておくことは悪くはないですし、そもそも知っている簡単な部分(ステージ1とか)で練習したほうがいいです。
カランメソッドの予習まとめ
上で説明したことをまとめると
- カラン本部は予習はしなくてもいいと言っている
- しかし現実には予習しないと分かりにくい
- カランメソッドではトレーニングするのが効果的
- トレーニングとして使うなら予習はしておいたほうが良い
となります。
カランメソッドは効果を感じられないという人も多いので、予習の是非以外にもこのメソッド自体の効果的な使い方を知っておいた方がよいかと思います。
カランメソッドで失敗したくないと思っている場合は以下の内容も是非ご覧いただけたらと思います♪
