あなたは流暢に英語が話せるようになりたいですか?私は英語を話せるようになりたければ発音は早いうちからやっておくべきだと思っています。
もしもあなたがある程度しっかりと英会話を学ぼうと思っているのであれば、発音から英語学習をスタートさせることをおススメします。
理由は2つあります。
- 英語を流暢に話せるようになった人の多くは発音をしっかりと学んでいる
- 発音を学ぶことはその後の英会話学習を大いに助けることに繋がる
目次
発音を制する者は英会話を制する
というのはちょっと言い過ぎかもしれませんが、発音練習をしてそこそこ良い発音になったのに英語が一切話せないという人はほとんどいないはずです。
頭で考えるな、舌に覚えさせろ
いざ英会話となると、「あ~、う~、え~っと」と時間をかけないと英語が出てこない人はいませんか?
マッキー
それは頭で文法を理解しているだけの状態だから。舌に覚えさせて初めてスラスラ話せるようになります。
マッキー
発音を練習するということはイコール英語の文章を沢山読むということ。
もちろん、英会話の基礎として英文法を学ぶのはある程度必要なことではあります。ただし、文法を学んだだけでは決してそれを自由に使いこなすことはできません。
文法を学んでなんとなく内容を理解できたら、それを如何に口から出せるようにするかが重要です。
そして、その覚えた文章をスムーズに言えるように発音練習することで、頭で考えることなく口が(もしくは舌が)覚えてくれます。
難しい文法事項もスラスラ出る
実際に私が経験したことをお伝えします。
使いこなすのが難しいとされる文法が含まれた文章を私が瞬時に話すことができるのは、頭がいいからとかではなく、そのフレーズを舌が記憶しているからなんです。
例えば仮定法という難しい文法を例に出しましょう。難しいのでちょっと気を抜いて読んでみてください。
マッキー
仮定法過去と呼ばれる文法があるのですが、その公式がこちらです。
If + 主語 + had + 過去分詞 ~, 主語 + would + have + 過去分詞 ~
なんのこっちゃ分からんと思うので実際に英文を書いてみます。
If I had left home earlier, I would have arrived on time.
もし家をもっと早くでたら間に合ったのに。(=間に合わなくて遅刻した)
仮定法過去なんていう文法用語は一切覚える必要がありませんので忘れてください。
ただ、これは現実には起きなかったことを言うための文章ということは知っておくといいです。他にも例を書いてみましょう。
If I had studied English more seriously, I would have gotten the chance to work abroad.
もし英語をもっと真剣に勉強していたら、海外で働くチャンスをゲットできたのに。(=チャンスを逃した)
If I had taken the medicine sooner, I would have been better by now.
もしあの薬をもっと早く飲んでいたら、今頃良くなっていただろう。(=今も具合が悪いまま)
これ、文章長いしとっさに言うのは難しいですよね?この文法事項を使いこなすのは頭で理解しているだけじゃ無理です。
恐らく仮定法過去という文法を理解している人は沢山います。予備校で英語を教えている先生なんてきっと私よりも深いところまで理解されていることだろうと思います。
ただしこの類の文章は、英文の作り方である公式を知っていたとしても一瞬でスラスラと話すのは至難の業です。
「最初は had に過去分詞を足して...それから後半は would に have に過去分詞だから...」と考えながら文章を作り、時間をかけて話している人が多いはずです。
マッキー
文法は舌に覚えさせる
仮定法過去などは、知っているだけでは使えない(話せない)のいい例です。
私はある時気づいたらこの文章がスラっと言えるようになっていたのですが、それは発音練習でこの構文の読み方を練習したからでした。
先ほどの文法事項の文章を一つ用意してそれがスムーズに読めるようになるまで読み込んだんです。そうすると、「I had ~~~, I would have ~~~」という部分が舌になじんでいて何も考えなくても出てくるようになります。
考えなければいけないのは波線の部分だけなので、非常に楽です。舌が英文を覚えてない人というのは、全ての順番を毎回考えなければいけないので、それは早く話せるわけがないですよね。
マッキー
学習初期から発音を意識
私自身、英会話学習を発音からスタートさせました。
スタートさせましたというよりは、英語に集中した1年の間は最初から最後まで終始発音の練習に明け暮れていた覚えがあります。
私の場合は「ネイティブのようにカッコよく英語が話せるようになりたい」というよこしまな動機から英語を勉強し始めたので発音を重視するのは半ば当たり前だったのですが、
それが私の英会話学習全体を通して思いもよらない影響を及ぼしました。
マッキー
発音練習で流暢に英語が話せるように
私が英語の勉強に費やした時間のうち半分以上、60%~70%は発音の練習に使ったんです。
残りの30%~40%は英文法の学習でした。(単語学習はゼロ)
発音練習を通して私は一般的な英会話学習者の何倍もの英文を読みました。
もちろん英語が話せるようになった理由はそれだけではないのですが、これが大きく影響しているのは間違いありません。
マッキー
英語を読む「練習」になる
このサイトの別の記事をいくつか見ていただくと分かると思いますが、英語は「勉強」するだけでは駄目で「練習」をどれだけするかが大切ということを一貫して書いています。
マッキー
発音を練習するというのは「英文を声に出して読むという練習」になるわけです。
そして発音強制するために何度も何度も同じ文章を読む。
当の本人は発音を良くしたいだけで、そんなことまで意識していないのですが、これがのちのち圧倒的な練習量になるわけです。
流暢な英語を話すには発音が重要
冒頭で「流暢に英語を話せるようになりたいですか?」と聞きましたが、流暢な英語を話すにはどうしても発音を鍛える必要があります。
日本語発音で英語を話していると流れるようにスムーズな英語を話すことができません。日本語と英語は発音の仕方がかなり異なりますので、ある程度しっかり鍛えないと通じる発音にならないんです。
日本語発音のままだと英語がどれだけ伝わらないかというのはまた別で書きますが、通じる英語の習得のためにも、単に英語を話せるようにするためにも、早くから発音に意識を向けておくのがおススメです。
マッキー
最後に
日本人がおろそかにしてしまいがちな英語発音の重要性、学習のメリットが伝わりましたでしょうか。
英語が話せない人の真似をしていたら英語は話せるようになりません。英語が話せるようになった人たちが何をしたかを知って成功者の真似をするのがいいわけですが、発音はその成功理由の一つです。
「具体的にどのように発音を勉強していけばいいのか?」という部分に関しては、長くなってしまったので、また別の回でご紹介しますね。
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