今回の記事は、初心者の自分がカランメソッドで英語を話せるようになった裏話の続きという位置づけでもありますので、もし良ければ以前の記事を読んでおいていただけると更に理解できるかもしれません。
目次
カランメソッドで英語脳を育てるには
カランメソッドでは英語脳を作れると聞いて魅力を感じている人が多いと思いますが、英語脳を作るためには生徒側で意識しておくべきことがあります。
特にオンライン英会話などの非認定校でカランメソッドを受ける場合には注意しなければなりません。
マッキー
日本語を絶対に考えない
さて、前回の初心者の自分がカランメソッドで英語を話せるようになった裏話を読んだうえで、もし非認定校のカランメソッドが気に入っているとしたら、レッスン中に絶対に日本語を考えてはいけません。
マッキー
- 講師から質問がされるときはとにかくその英語だけを頭に留める
- 英語の順番を入れ替えて講師へ投げ返す(回答する)
アザラシクン
マッキー
常にフルセンテンスで回答をしなければならないカランメソッドでは Do you like cats? に対する回答は Yes, I like cats/No I don’t like cats. となりますね。
講師が「Do you like cats?」と言っているときには、Do と you と like と cats をものすごーーーーーく集中して聞きます。
講師が言い終わったときに自分一人でその文章を復唱できるぐらいに完璧に聞き取ります。(実際に言う必要はありません)
そして、Do you like cats? の解答をするときには機械的に以下の作業を頭の中でするだけです。
日本語で意味を考えたりはせず、ただ聞き留めた英文に対して手を加えて投げ返すんです。(後で図が登場します)
- Doを取る
- 頭にYes/Noを付ける
- 主語の You を I にする
- (Noの場合は don’t を付ける)
- like はそのまま置いておく
- cats はそのまま置いておく
どうでしょうか?
「あなたは猫が好きですか?」と聞かれているので「はい、私は猫が好きです」とか「いいえ、私は猫が好きではありません」と答えようなんてことは一切考えません。
やるべきことは聞きとった疑問文を操作して、肯定文か否定文に直して投げ返すだけです。
アザラシクン
マッキー
カランメソッドの駄目な例
駄目は例はこんな感じです。
講師:Do you like cats?
生徒:(Do you like cats だから、あなたは猫が好きですか?か...。答えは「はい、猫が好きです」だから...。)
生徒:Yes, I like cats.
聞き取った英語を日本語に訳して考えてしまってますね。
これをしているとカランメソッドを受けている意味がありません。
カランメソッドの良い例
そうではなくて、こうする必要があります。
講師:Do you like cats?
生徒:(Do you like cats だから、Do を取って、you を I にして、 like と cats はそのままか。)
生徒:Yes, I like cats.
こんな感じです。↑では分かりやすく日本語で書いてしまいましたが、厳密には生徒の心の中のセリフから日本語を一切排除する必要があります。
なので、頭の中で Do you like cats を思い浮かべ、何も考えずに順番を並び替えたり足りない don’t を追加したりするだけです。
実際は頭の中で無言で疑問文を変化させる
シンプルな文章ならこう↓
Be動詞の文章だとクロスされるのでこうなります↓
疑問文でも同じように、日本語を考えずに疑問文を操作だけして回答します↓
どうでしょうか?既にカランを受けている人はこれをやってますでしょうか?
ポイントは、日本語を一切考えない、つぶやかない、心の中でも日本語禁止、です。
上の図で紹介したような英文の置き換えなら出来るという人が多いと思いますが、それを日本語完全に排除してやれているでしょうか?
カランメソッドで英語脳を作るということは、疑問文を肯定文・否定文へ変換するということを瞬時に行うことです。
日本語を排除して黙々とその作業を繰り返すようなイメージです。
そうすると英語の基本的な文章の構成が身についてきます。浸み込んできます。
普段話すときも英語だけで文章を構成しようとするようになります。
マッキー
英語は語順が命
英語は日本語よりもルールが厳しい言語だと言えます。
あとで例を出しますが、日本語は文章中の語順をある程度自由に入れ替えても意味が通じるのですが、英語の場合は語順が命のため順番を変えることは許されません。
具体的に見ていってみましょう。
日本語の場合
日本語では「私は彼を親友と思っています」と言っても「私は親友と思っています。彼を。」と言ってもいいし、極論すれば「親友と思っています。彼を。私は。」と言っても通じます。
これは「を」や「は」といった助詞(てにをはとも呼ばれる)と呼ばれるものが文章中での意味を補足してくれるからです。
(ここだけ聞くと分かりづらいかもしれないので、次の英語の例と見比べてみてください)
英語の場合
しかし英語では、「私は彼を親友と思っています」に対応する I think of him as my friend. という文章の順番を変えてはいけません。
英語では文章中の単語の順番を変えると意味が変わってしまったり、場合によっては全く通じなくなってしまったりします。
これは英語が語順を大事にする言語であり、どの単語がどこに置かれているかでその意味を決めるルールだからです。
だから順番を覚えることが重要
だから英語脳を鍛えるためには英語で決められた語順のルールに慣れることが重要なんです。
実際には私の提案のようにカランメソッドを練習として使うのであれば、この語順のルール(英文法)は事前に覚えておく必要があります。
それを実際に言う訓練をすることで、条件反射的に英語が出てくるようにするのが狙いです。
最後に
カランメソッドで英語脳を鍛えるためには一つ重要なことがあります。それはあまりステージを進めないこと。
聞いたことを多少変化させて投げ返すということは、文章が長くなればなるほど難しくなります。恐らく講師の言う疑問文を聞き取るだけで精一杯になります。
ステージが上に行けば行くほど文章は長くなりますので、できればステージ1と2を繰り返し繰り返し何度もやるのがおススメです。
大事なのは疑問文を一瞬で組み直して投げ返すこと。そしてそれよりも何よりも大事なのは、その速度を高めていって1時間のレッスンで一秒でも多く英語を口にすることです。
カランメソッドで頑張りたいという方はこの当たりに注意されると結果が出やすいかと思います。
最後におススメのスクールを紹介しておきますね。
カランメソッドで頑張ろうという方は無料体験を受けて試してみるといいでしょう。
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